活動状況

EM農法やガーデニングで全国発信する
〜兵庫県北摂地区〜
EM農法を実践する若手農業青年
西村農産農場と西村和晃氏
西村農産農場と西村和晃氏
 兵庫県南東部西摂地区に位置する加東市、三田市、吉川町でEM農法による山田錦とコシヒカリの稲作栽培とタマネギなど野菜栽培を手がけている若い農業青年を訪ねた。
 西村和晃氏がその人だが、琉球大学農学部出身で比嘉教授の愛弟子であり優秀なEM農法の実践指導者でもある。栽培にはEM活性液とEMによる畜産で優秀な肉牛を出荷している「蓬莱牧場」の牛糞堆肥を使っている。野菜栽培の畑にこの牛糞堆肥をすき込むと、土壌がふかふかになり雑草がレーキを引くだけで簡単に除去できるそうだ。
 西摂地区は酒米である山田錦の故郷であり、酒造メーカーが集まる灘に近いことから昔から酒米造りが盛んな地域。西村氏の技術と情熱で造る酒米は造り酒屋から歓迎され、また美味しくて身体によいタマネギなど野菜は、素材にこだわる飲食店からひっぱりだこ。


北添さんちの「庭先たまご」は卵かけご飯に最適
北添さん飼育の有精卵を産む赤鳥
北添さん飼育の有精卵を産む赤鳥
 三田市の北添満さん家族はEM活性液を飲ませモーツアルトを聴きながら育つ赤鳥(ボリスブラウン種)を放し飼い養鶏している。免疫力が高く健康な鶏から生まれる有精卵「庭先たまご」は、自宅に直接買いに来るリピータ客も多く、JA直売所でも人気が高い。この卵、栄養価が高く味がよく安心して食べられる。生で食べるのが一番。今流行の卵かけご飯には最適の卵だろう。養鶏場から出る鶏糞を使った野菜も北添さんの畑で無農薬・有機栽培され直売所で販売されている。野菜くずも自家配合飼料といっしょに赤鳥のエサになるので、
循環型農業が行われている。北添さんは造園業も営んでいるので、剪定枝などもEMで堆肥化し植木や田畑の土壌改良に使用、緑のリサイクルを推進している。


10周年を迎えた「三田花と緑のネットワーク」
EMで栽培される「神付ふるさと村」 の市民農園
EMで栽培される「神付ふるさと村」
の市民農園
 オープンガーデンのさきがけである「三田花と緑のネットワーク(加藤照代代表)」は昨年、10周年を迎えた。今では、全国各地から見学に来るほど有名になっているが、発足当初会員は4人だった。現在約200人が参加している。この10年間の活動で国や兵庫県から数回表彰をされている。
 例えば、2009年には「まちづくり功労者国土交通大臣表彰」と「兵庫県功労者表彰」の受賞だ。EMとのかかわりだがEM活性液の散布やEM生ごみ堆肥を培養土に混ぜ木々や草花に使用するほか、公共施設の花壇などに刈り取った雑草を敷き、その上に米ヌカを撒きEM活性液の50倍液を散布して発酵堆肥にもしている。
 また、会員の有志が三田市に隣接する神戸市北区の「神付ふるさと村」の市民農園でEM農法による野菜を無農薬有機栽培している。この農園を管理する組合長の岩田格夫氏は「野菜作りは土作りなので、EMを使うと土がふかふかになり野菜が元気よく育つし、安心安全であるという付加価値も付くので勧めています」と語った。


EMで優しいオープンガーデン
富田理子さん(前列中央)のオープンガーデンを バックにEM愛好者の皆さん
富田理子さん(前列中央)のオープンガーデンを
バックにEM愛好者の皆さん
 三田市の瀟洒で整備された住宅街である「けやき台」の一角に住む富田理子さんもオープンガーデンに参加している。小ぎれいな庭にはバラや椿などが植えられよく手入れがされている。自宅からでる生ごみをEMで堆肥化して、古い土に混ぜ再生培養土として庭の植物に使用しているので、古い土が無駄にならないし、育ちも良いうえ環境にも優しい。
 そして、酒のジンにニンニクとトウガラシを入れた消毒液で害虫対策をしているので、ほとんどの害虫に効き、富田さんの庭には現在、害虫や病気の被害も無いと言う。富田さんはガーデニングばかりかEMを生活に取り入れているので、お元気で穏やかな中にも人をひきつける魅力があり、お菓子づくりに絵にとEM愛好者などが集まり、充実した潤いある生活を楽しんでいる。





活動状況

熱心な水質浄化活動が続き北限の蛍が蘇った
〜EMによる宮城県の河川・湖沼・海浄化活動〜
頑張れ! 東日本大震災被災地のみなさん

伊豆沼をワースト1からベスト1に
宮城県SPC
さざ波が立ち水質改善が進む湖面で 数多くの渡り鳥が気持ちよく泳ぐ伊豆沼
さざ波が立ち水質改善が進む湖面で
数多くの渡り鳥が気持ちよく泳ぐ伊豆沼

平野勝洋氏所有の活性液専用 タンクローリー
平野勝洋氏所有の活性液専用
タンクローリー

 宮城県の栗原市と登米市にまたがる伊豆沼は面積1455haで越冬のために沢山の渡り鳥が飛来する大きな沼である。しかし、水質は日本の中では最悪レベル2008年度の環境省の調査ではワースト1という結果であった。これを「伊豆沼の水質を日本一きれいに」とSPC平野勝洋氏が宣言し活動を開始している。
 伊豆沼に注ぐ照越川と荒川から毎回約400?のEM活性液を投入したところ、砂地が増え、湖面の蓮の葉も大きくなったとのこと。またこの伊豆沼のある栗原市は40年前文部省(現在の文科省)により源氏蛍の生息域最北端と定められていたが、近年では度重なる工事や生活排水などの汚染源の増加によりほとんど見られなくなってしまった。しかし平野氏、阿部喜美男氏と下沢部の蛍保存の会によるEM活性液とEM団子による板倉堰浄化活動で見事に蛍復活を確認した。今では再び蛍の里最北端として旅行客の目を楽しませている。


市や漁協を巻き込み きれいな海に
登米市
水質改善が進む登米市役所前の小川
水質改善が進む登米市役所前の小川
 平野氏は他にもEMによる学校のプール清掃に力をいれており現在は4校のプール清掃に携わっている。来年度はさらに8校の学校にいれることを計画しているそうだ。「はじめは断られたところも他でやるようになったら納得してもらえた。」と苦労を窺わせる様な言葉もなんとなく誇らしげに聞こえる。
 そして今、平野氏は新たに水産加工場などに無料でEM活性液を配り「市役所や漁協の人々を巻き込んで養殖や生活排水で汚くなってしまった海をきれいにしたいんだ」とうれしそうに話してくれた。実際にすでに大きく動き出しているところもあるようで今後の活動にも期待したい。平野氏の願いでもある再び子供たちが川で遊ぶ風景というのもそう遠くないようだ。


再び蛍の飛び交う沼に
仙台市太白区 天沼公園愛護協力会
障害者雇用施設わらしべ舎西多賀工房
周辺住民の憩いの場として生まれ変わった天沼

周辺住民の憩いの場として生まれ変わった天沼
障害者雇用施設わらしべ舎西多賀工房
 仙台市太白区三神峰の天沼公園、30年前には子供たちが遊び蛍が飛び交う農業用のため池であったが、ここも都市化に伴う生活排水の流入により蛍を見かけなくなってしまい、さらには悪臭もあり、近隣の住民が困るほど汚染されてしまっていた。
 2006年から再び蛍の飛び交う美しい天沼に戻そうと地元自治会連合、商店街振興組合、障害者雇用施設「わらしべ舎西多賀工房」(以下わらしべ舎)よりなる天沼公園愛護協力会が活動を開始した。
 EM活性液と米のとぎ汁発酵液を月二回1tずつ投入することからスタートした。活動を重ねるうちに近隣の小中学校が参加してくれるようになった。EM活性液を投入して直に悪臭は減りEM団子を投入するようになると数ヶ月で池の底が見えるほど水が澄んできたそうだ。07年に蛍の幼虫の餌となるカワニナを500匹投入し、翌年には増殖しているのを確認し09年の春に蛍を放流した。今では初夏には蛍の飛び交う美しい沼へと変わてきている。来年はこの公園を花いっぱいにしようという計画もあるようだ。
 先にあげたわらしべ舎では30名の障害者を雇用し、EM研究機構から技術提供を受け、使用済み調理油で石鹸を製造販売している。EMの社会貢献活動の一つの形を見せてくれているのではないだろうか。


※東日本大震災直前に取材に協力して頂きました宮城県の小林世話人をはじめ、お世話になりました多数の関係者の方々のご無事を心よりお祈り申し上げます



活動状況

環境王国で島おこし 〜長崎県対馬市〜

EMで浄化されつつある 神戸市三宮の生田神社の池
 対馬は九州長崎県に属するが、朝鮮半島から50kmの距離にある。経済的には長崎県より福岡県に近い。面積は700k?と巨大で一島一市の特異な自治体で、人口も現在3万4千人、40年前の5万8千人と比較し4割も減少し高齢化・過疎化が進行している。
 そこで、津島市長の財部能成氏は数々の島おこし対策を実施し、島民といっしょに対馬を全国に売り込んでいる。その中の一つが「環境王国 対馬」である。これは、国から豊かな対馬の自然を活かす取り組みや「森林、人里、海の3点セット」による良い環境づくりへの取り組みが評価されて、全国で8市町村だけが認定された誇るべき称号だ。


〔対島市長からのメッセージ〕
21世紀型エコアイランドの創造を
EMで浄化されつつある 神戸市三宮の生田神社の池
財部能成(たからべやすなり)
対馬市長

 対馬市は昨年9月に長崎県より環境実践モデル都市の認定を受け、地球温暖化対策・産業振興・雇用創出・低炭素化・グリーン化を同時に進める21世紀型エコアイランドの創造を目指しています。その具体策の一つとして、生ごみの堆肥化があります。これによるごみの減量化・有機野菜の栽培・地球温暖化防止・食育など多彩な事業を対馬全島あげて取り組むことを支援していきたいと思っています。


EMの活用で環境王国へステップアップ
EMインストラクター講座
EMインストラクター講座
 平成21年度にEM培養装置が島内8箇所に設置され、島内全域で作り出されるEM活性液を使って、生ごみの堆肥化・河川浄化・安全安心な農作物・悪臭の除去など暮らしの中様々なところで利用されている。昨年2月〜 3月にかけてEMインストラクター講座を開催し、EMの基本的知識や技術を習得した51人がその後、EM培養装置を使用し、島内各地で活用方法を普及している。
 また、市民意識を醸成するために比嘉照夫教授を招き、日本国内はもとより世界各地のEMの実績を紹介する市民講座も実施し、多くの参加者に感銘を与えた。昨年11月には、生ゴミの堆肥化先進市である埼玉県戸田市から環境クリーン室の吉田副主幹やNPO戸田EMピープルネットの池上事務局長らを招き「海・里・山が一体となった環境改善シンポジューム」を開催し、環境王国への意識向上を図った。


生ゴミを無くして税金を減らそう
市商工会女性部峰支部
市商工会女性部 峰支部長 双須富子さん
市商工会女性部
峰支部長 双須富子さん
 島内で、先駆的にEMを導入している市商工会女性部峰支部(双須富子支部長)は、生ゴミを減らそうと、8年前からEMぼかしを作っている。今では、地元の幼稚園児や小学生とともに、プール清掃などにもEMの使用範囲を広げている。
 また、会員から「お風呂にEM活性液を入れて入浴すると、アトピーも良くなった」と喜びの声も届いている。EMを使えば、ゴミも減り、体にも優しい、環境にも良く、美味しい野菜を作って食べられ一石なん鳥にもなる。きれいな海を、昔の対馬を取り戻そう、と頑張っている。


EM生ゴミ堆肥を利用した「元気野菜」のコンテスト
元気野菜コンテストの パネルディスカッション
元気野菜コンテストの
パネルディスカッション
 平成23年1月30日、対馬市交流センターで開催された「元気野菜コンテスト」はEM生ゴミ堆肥を利用した野菜のコンテストである。「元気野菜」とは、家庭などから出た生ごみをEMの力によって堆肥化した生ゴミ堆肥で栽培した野菜を言う。この元気野菜の栽培は、生ゴミを減らすのでゴミ焼却場の焼却ゴミも減らし、二酸化炭素の削減にもなる。また環境にも身体にも優しく、しかも栄養価も高く美味しい野菜の普及事業となる。「生ゴミ堆肥から見えてくるもの」と題するパネルディスカッションも同時に開催され、これには、Uネットから運営副委員長の福田昭夫、運営副委員長兼山口県世話人の浦上卓三、九州西地区世話人の角田善男、山梨県世話人の鮫谷陸雄、島根県世話人の錦織文子、三重県世話人の小川敦司の各氏等Uネット技術委員会の最強メンバーが参加し、このイベントを大きく盛り上げ、EMによる島おこしに繋がるものと期待されている。





活動状況

大村湾をきれいに
〜長崎県諫早市・大村市・雲仙市の市民グループが推進〜

 大村湾は佐世保湾から更に内側にある二重閉鎖性の湾のため、外洋と潮の出入りが少ない。汚染され易く浄化しにくい海である。また近年、湾周辺の市町村で下水道が整備され、リン・窒素が湾に大量に流入し富栄養化が進み青潮・赤潮が発生しやすい環境にある。
 そこで、長崎県内の婦人会をはじめとする諫早市・大村市・雲仙市などの環境ボランティアの人々が、それぞれの地域での河川・湖沼浄化活動の実績を踏まえ、国・県・市及び九州電力等民間企業と連携をとりながら大村湾の浄化へと、大きく拡げようとしている。

国の重要文化財に指定されている諫早公園内の眼鏡橋
国の重要文化財に指定されている諫早公園内の眼鏡橋


全国老人クラブ連合会から表彰された 大村市上鈴田親老会の役員
全国老人クラブ連合会から表彰された
大村市上鈴田親老会の役員

EMインストラクター講座を受けた 諫早市連合婦人会の皆さん
EMインストラクター講座を受けた
諫早市連合婦人会の皆さん
 桜の名所100選に選ばれている大村公園の浄化活動は、大村小学校、上鈴田親老会、大村さくらの家、九州電力大村営業所、九州林産などがEMダンゴや活性液の投入で公園内「桜田の堀」の浄化活動を進めている。この堀は大村湾とつながっているので塩水の混じった汽水域のため、海のボラと淡水の鯉が一緒に泳いでいる。この活動に参加している上鈴田親老会(藤川充会長)は「EM活用を中心とした環境保全と環境美化の地域づくり」で全国老人クラブ連合会からその活動が模範的で優秀であると表彰されている。
 諫早市内で長年、環境問題に取り組んでいる諫早市連合婦人会(西山智子会長)は、平成13年にEMによる環境浄化活動を始め今年11年目を迎えている。現在は、市内ほとんどの小中学校プール清掃、生ゴミリサイクル・有機農業の振興などの活動をしている。また、国の重要文化財に指定されている眼鏡橋のある諫早公園の池の水質浄化活動にも参加するなど県内屈指の環境ボランティア団体だ。
大村公園でダンゴ投げする 大村小学校児童
大村公園でダンゴ投げする
大村小学校児童

多以来港埋立地の浄化活動する雲仙市 エコ活動連合会の益田和子会長
多以来港埋立地の浄化活動する雲仙市
エコ活動連合会の益田和子会長
 有明海に面した雲仙市の多以来港埋立地は、20年前に噴火した雲仙・普賢岳の火砕流などを埋め立てた所で、これを管理する長崎県振興局から、地元の雲仙市エコ活動連合会(益田和子会長)が荒地状況の景観を改善したいとの相談を受けた。そこで、会員が地元の国見高校や瑞穂中学校生徒の力も借りながらEM生ゴミ堆肥、EMボカシ、EM活性液で景観改善活動をしている。夏にはひまわり、秋にはコスモス、春には菜の花が咲き、周辺の住民のみならず、近くの道路を通る観光客にも好評だ。
 雲仙市愛野町の今木場川はゴルフ場や田畑からの農薬と近くの大病院からの排水で水質が悪化していた。これに対して6年前から水質改善に取り組んでいるのが愛野町婦人会(林田喜子会長)で、雲仙市の協力を得て愛野小学校や愛野町商工会女性部と一緒になりながら浄化活動を続けている。今では川底にシジミやクレソンが発生している。





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