U-net EM 災害復興支援プロジェクトチーム

U-netの活動の歩み

全国のEM仲間の善意と期待を実績に変え、復興を果たした福島の農家 (2013年1月15日)

~超高精度検査機が実証した放射性セシウム“不検出”~

福島第一原発の地震と津波による多重事故は、東北地方を中心に多くの放射能汚染をもたらし、今尚、多くの県 民が故郷に帰ることが出来ない不自由な生活を余儀なくさせられている。災害より早 2 年が経過しようとしてい るこの時期、復興活動や現地の農家の実情を把握する為に、福島県の相双地方の川内村(福島第一原発より 20km 圏)、県中地方の田村市(同 40km 圏)、須賀川市(同 60km 圏)、県北地方の松川町(同 60km 圏)、の現地取材をレポートする。

米の作付(ひとめぼれ)を決めた堀本農園

川内村大字上川内
現地の線量は 0.3μS/h と今年 6 月に比べ僅かながら減少傾向が見られたものの、まだまだ高い状況に変わり ない。しかし、今年 5 月に福島県が民間から提案された 3 つの資材について、土壌中の放射性セシウムの作物へ の“移行”を抑える効果を調べ、いずれも有効であるとした事、また、中でも「EM オーガアグリシステム標準た い肥(マクタアメニティ株式会社製)」が塩化カリウムに比べ 3 倍以上も上回る効果がある事、超高精度ゲルマニュ ーム半導体検査機による今年収穫した米(白米)の測定が、検査機の検出限界値(1Bq/kg)以下となっている事、等々 が 5ha の水田を擁する堀本農園(堀本雄一郎氏)の米作再開を後押ししたのも頷ける。元々、堀本氏は EM 活性液 を撒いて除染活動をして来た経緯もあり、今年からは更にゼオライト(200kg/反)、及び、塩化カリウム(10kg/ 反)、けい酸カリ(20kg/反)を加えて来年に向けた水田造りに取組んでいる。
作付準備が進む水田 作付準備が進む水田

大量培養装置で大規模除染活動と共に米造りに取組むコズモファーム

田村市都路町
日焼けした顔のコズモファームの今泉 智氏と米倉金喜氏は、精力的に除染活動を進める傍ら、このところ水田 造りに余念がない。既に土造りは終了している模様で、定期的に EM 活性液を散布していると言う。実は今泉氏の 住む都路町の東側は原発より 20km 圏内に位置している為、“耕作不可地域”に指定されている。従って今回の水 田は 20km 圏外にあるのは言うまでもないが、他地域と違ってセシウム対策用剤以外に化学肥料も追加しての土 造りを余儀なくさせられている。
また、避難生活をしている多くの農家向けに、EM による除染や EM 効果をアドバイスしていて、近々比嘉照夫 教授を呼んでセミナーを開く構想もあると聞く。仮設住宅で避難生活をしている多くの方々が悩む”カビ”問題。 EM で解決できると考え行動するロジックに只々脱帽である。今泉氏の住居はログハウス風で、この地にぴったり だが、畑や山林同様に EM 活性液を万遍なく散布している為か、10 年以上も経過した今でも生きいきとした木の 香りや温もりを感じることができる。
新規の水田前の今泉 智氏(左)と米倉金喜氏(右) 新規の水田前の今泉 智氏(左)と米倉金喜氏(右)

売上減少に直面するレタスのハウス栽培農家の秘策

須賀川市
石井農園のビニールハウス内ではレタスが大量に栽培されている。レタスからのセシウム検査では“不検出”と なってはいるものの、震災以降は無人販売店でも 80%程度まで減少していると言う。しかし、各地から贈られた EM ボカシや、EM 発酵させた豚ぷんや植物資材のニームを使用しての土造りを絶えず心掛けた結果、顧客からは 「柔らかくて甘みがあるし、エグ味や苦味が無い」との好評を得ていて、来年以降もニーズに合わせた“地産地消 サイクル”を重視しながらハウス栽培を拡大する意向。夏はキュウリ、冬はレタスが主産品で、出荷に際しては写 真のような“EM ボカシ栽培”タグを貼って EM 農法をアピールすることも忘れない。
ビニールハウス内のレタスと石井孝幸氏 ビニールハウス内のレタスと石井孝幸氏

白鳥が飛来する 23ha の広大な農地に夢が拡がる佐藤農園

福島市松川町
100 軒以上の農家さんが協賛する、まつかわ農産物直売所の“みさと産直ひろば・・ディスカバリー・・”を運営 する傍ら、自ら 18ha の水田を手掛ける佐藤氏は、来年に向けて大きな自信を覗かせる。それは顧客からの注文 が回復基調にあることに他ならない。今年は米を収穫しながら、JA の全袋検査で“合格”を得た事、また、(株)EM 研究機構(EMRO)が独自調査の一環で同米(白米)を(株)福島同位体研究所に依頼した調査でも 1Bq/kg 以下の“不検 出”となった事は、生産者はもとより顧客にも安心安全の福音でもあった。
心配されたゼオライト散布による食味低下を、除染を兼ねて EM を年 4 回も散布して対応したり、全袋検査に 時間が掛かり、店頭販売が遅れるハプニングもあったが、何とか乗り切った事も自信に繋がる。佐藤氏は 2013 年は震災以前の売上高に戻せそう、と言うが目標はもっと高い所にあるのは言うまでもない。
生産米はコシヒカリ、ミルキークイーン、松川きらり米、コガネモチの 4 種類。最近のニーズは冷めても適度 の湿気と粘りのあるミルキークイーンや松川きらり米に移っていることからも、生産量は柔軟に対応するようだ。
また、元気村農産加工所大豆工房では、自前の大豆を使用した“元気村豆腐”の生産販売も手掛け、地域に密着 した地産地消の流通システムを稼働させて顧客に喜ばれている。
多くの白鳥が飛来する広大な農地 多くの白鳥が飛来する広大な農地

< 戻る

書籍のご案内

シントロピー【蘇生】の法則~EMによる国づくり~

シントロピー【蘇生】の法則~EMによる国づくり~

価格:1,000円(税込)