特定非営利活動法人 地球環境共生ネットワーク

地球環境共生ネットワーク

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Q&A
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普及活動

普及活動

Q1 私(EM四季の会代表小野羊子)は、坂東市になる前の猿島町で平成4年に、「猿島の大地を考える会」をつくりました。それは、個人的にどうやって生きていけば良いのか行き詰っているときに、宮澤賢治によって生きていく光を与えられ、人間の正義が究極だと感じ、自分自身の生き方を見出したからです。一人でこつこつとゴミ拾いをやっていく内に、人間的な関係の大事さや勇気を与えられてきました。その後、自分のところにふりかかってきたゴルフ場の建設問題がきっかけになりまして、環境問題に開眼し、根本的に環境問題を解決してくれるものはないかと「大地を考える会」の中で模索している内に、いろんな仲間に出会い、EMに出会いました。 平成8年から、行政とタイアップして、「生ゴミの堆肥化用にボカシを作って希望者に無料配布」をスタートし、坂東市に合併するまで8年間続きました。水質浄化についても、会の方で、EMが本物かどうか自分自身で納得いきませんとエネルギーが出ませんので、3ヶ月間、会の費用を使って、行政が困っている排水路で実験し、その結果を元に行政に働き掛けて、EM活性培養装置の助成を半分いただいて、米のとぎ汁を流さない運動をスタートし、今では200名の皆さんで運動を展開しています。プールの浄化もやっていますが、行政が新聞社に繋げてくさって、読売新聞にとりあげられました。最初は、合併することのマイナス面だけでしたが、とにかく何か行動する事で明かりが見えてくるということを、EMを通して学びました。
A1

 

地球環境・共生ネットワークも私が地球環境財団の理事長時代に環境推進委員会というのがあって、これは第一線をリタイアした人が、現役時代は仕事や競争があって出来なかったけれど、社会のために役に立ちたいという人がいてやってきました。これが今やNPOになって地球環境・共生ネットワークになったのです。

平均年齢が80歳から90歳になろうとしているときに、60歳や65歳で定年になって、これから30年もどうして生きていくのだという話になります。自分が過去いろいろな経験を積んでいるのですから、チャンスさえあれば自分の過去よりはるかに良い未来をつくることが出来る筈です。皆さんそれぞれに自信がありますよ。そういうチャンスが自分に回ってこない、あるいは体や頭がいうことを利かない、という状況のせめぎ合いなのです。ですけど、EMを通してそれを繰り返していくうちに、どんどん問題を解決していくようになります。要するに、見返りを求めないボランティアで、しかも高齢の生きがいです。自分の人生を最終的に振り返るとき、自分は世の中のために役立ったという安心感がなかったら、あの世にはなかなか行けないでしょう。みんなに迷惑ばかり掛けただけでは納得しないでしょう。人生は納得してあの世に行くことが一番良い生き方なのです。 そのためには、善循環の輪を含めて、それぞれが自分の生きがいを作り上げていく事です。

自分がやっていることが、自分のためでもあり、社会のためにもなり、将来の世のためになっているという価値判断や判定基準、これはある意味での人生観です。それを従来のとらわれから一度帳消しにしてチャレンジする、そういうお話をいただいたと思います。

 

Q2 EMの素晴らしさとEM商品が毎日の生活に有用であること等、EMの知名度を保育園のお母さん方に普及するには、どのように勧めたら最も効果的か教えて下さい。
A2

学校教育に入れるしかないでしょう。小さい時に“EMは効くぞ”とわからせることが大事です。最初はPTAなどの総会に提案して討議してもらう方法も良いでしょう。

EMの教材としては、素晴らしいテキストが最近出版され市販されています。本のタイトルは「明日からできるEM環境学習」です。事例のCDも付いているのである程度EMを理解している先生にこの本を渡せば直ぐに使えるでしょう。定価は1,000円と内容に比して非常に安価でカリキュラムの中にも入れられるし、地域や社会活動の中でも使えます。

子供がEMを知っていると地域の大人とも十分協力し合うことが可能です。ここからやったらどうでしょうか。大人が子供と交流する機会にもなります。

EMの安全性については、タイの医学会でも認められているので全く心配する必要はありません。

 

Q3 わらしべ舎(福祉施設)近くにある天沼の水質浄化は進んでいるが、さらに西多賀地域全体の環境問題への取り組みに結びつけるため、その足がかりをどのように進めたら良いかアドバイスをお願いします。多くの実践例からヒントをください。
A3

福祉施設にあっては、特に大きなハンディ(知的障害など)を背負った子供たちが自立しようと思っても大変難しいことです。その子供たちは健康や行動の問題から、健常者にいつも世話をして貰っている負い目を持っています。

ところが今の事例発表のように、地域で誰もやらなかったことをやると、地域の財産となり互いに声を掛け合うようになります。EMを使い始めると河川の浄化活動や石鹸、ぼかし作りなどで地域の人達に大きな社会貢献をすることができるので、必ず地域の人たちが協力を始めます。

ホタルが飛ぶのを見たら皆が感動する。地域全体をEMで席巻する。EMを活用してやっていけば周囲が協力する関係ができ、必ず良くなります。自信を持ってどんどんやってみてください。

マスコミにも協力してもらって、福祉施設での活動の様子やイベント開催について周辺地域の親や子供たちに情報を流す。そうしますと子供たちも前向きになります。

クリエイティブな活動の輪を作ると決定的な協力者が必ず現れます。地域の学校の参加が大きな影響を与えます。あせらずにゆっくりやると必ず成果が出ます。ぜひチャレンジして下さい。

 

Q4 EMを使ったプール清掃がなかなか拡がりません。良い方法だと思っているのですが、どうすれば拡がるでしょうか。
A4 他の先生にEMを理解してもらい拡げようとするよりは、PTAや地域の人などから子供たちの健康や環境に高い関心を示す有志を募って、いっしょに子供たちが環境に関心を持つようにとの思いで、進めたほうがよいと思います。