認定特定非営利活動法人 地球環境共生ネットワーク

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福島県

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  • 2014/01/15 「普段着のEM活用」で継続と成果を! - 第2回環境フォーラム

    ~第2回環境フォーラム「うつくしまEMパラダイス」開催~
    2013年11月9日、福島市の福島県教育会館で第2回環境フォーラム「うつくしまEMパラダイス」(主催:U―ネット、後援:ふくしまFM、協賛:復興推進EM活用モデル事業参加38団体・NPOチェルノブイリへのかけはし)が開催され、300名超が参加した。
    放射能と長期にわたり合う意志を確認した前回のフォーラムから、今回は一歩踏み込み、震災以前の環境を取り戻す活動を今後も継続していくための、有用な成果や地に足の着いた考え方・試みなどが随所で示されたフォーラムとなった。
    中でも、そのことを端的に示したのは、3年間にわたり積み重ねてきた現場活動の発表事例(5事例)であった。

    継続散布によるEMの効果
    EM活用による農業生産及び放射能対策に取り組み「限界突破」を体験したEM柴田農園(柴田和明代表・栃木県那須塩原市)、さらなる線量低下は難しいと思われた住宅地でのEM散布を続け成果を上げるEMとじょうろの会(久呉ますみ代表・いわき市)、乳質の指標のひとつである体細胞数の変化グラフを示しEM導入以前と以後の明らかな違いを紹介した瀧澤牧場(瀧澤昇司代表・南相馬市)は、いずれも継続によるEMの累積効果について触れた発表となった。中でも柴田氏は、「ある時期からEMを散布しても線量が下がらずジレンマに陥った。しかしそれでも続けると、再び線量が下がり始めた」と、EM散布を継続することの重要性に触れた。

    EMを楽しみながら
    2013年、本格的にEMによる水稲栽培に取り組んだ馬場EM研究会(羽根田薫代表・南相馬市)、EM復興支援プロジェクトの一環として3年ぶりに旧警戒区域での水稲栽培を再開したコズモファーム(今泉智代表・田村市都路町)は、EMを継続していくための考え方に触れた。特に今泉氏は、「心と大地に花を植えています」をテーマに発表を行い、「EMが従来活用されてきた用途に徹し、結果として線量も低減している状況をみてもらいたいとの考えから、自宅を草花で美しく飾り、EM栽培の美味しい農産物を育て自然と共生した生活を楽しむことに方向転換した」と話し、EM活用を楽しむことが継続につながるとの考えを示した。

    福島県内からの参加者が多数を占める
    最後に、今フォーラムの大きな特徴をひとつあげておきたい。それは、福島県内からの参加者が大多数を占めたことだ。放射能の問題は依然大きく横たわる一方、それに立ち向かう住民も増えていることを感じさせた。高揚感に包まれた昨年とは打って変わり、会場内は終始、情報を聞き逃すまいとする真剣さと、志を一つにした一体感に包まれた。福島県からの参加者のひとりは、「実は難しい話や立派な話を想像していたが、現場に即した内容で非常に役立った。普段着を着るように肩ひじ張らず気軽にEM活用を続ければよいのだとわかり、自信が湧いた」と話してくれた。
    来年も同じ会場での第3回環境フォーラム開催が予定されている。さらなる次の1年、日常レベルでのEM活用の継続による成果が楽しみだ。

    パネルディスカッションではベラルーシ共和国でのEMを投与したラット実験についての興味深い報告がなされた。

  • 2013/09/01 福島県復興支援ツアーに行って来ました

    ~戸田市EM関連団体~
    現在、福島県の農産物の多くは放射線検査でセシウムなどの線量は不検出で安全なのに風評被害により、売り上げが低迷気味だ。
    ここでは福島県農業復興の旗手たる酪農のミネロファームと風評被害に負けずに頑張るEM石井農園を埼玉県戸田市のEM関連団体が福島県復興支援ツアーを行った内容の一端をご紹介する。

    ボカシ240kgを福島復興のために
    戸田市 NPO戸田EMピープルネットと戸田市北町EM研究会
    7月中旬の日曜日、埼玉県戸田市のEM関連団体41人の一行が大型バス1台で福島県の農業復興支援を目的にミネロファームとEM石井農園を訪れた。一行はお土産として農業生産に使える良質のボカシの方が喜ぶのではないか、と想い樽と袋に詰められたボカシ240kgを持参し関係者に贈った。
    石井農園では、この日のために特別に「さくらベーシック」の仲間の農産物も並べられた。バスを降りるなり我先に売り場に行き、抱えきれないEM野菜を買って喜ぶ戸田市の皆さん。商品はほぼ完売で、早く売れてしまったアスパラや加工品の味噌など、もっとないかの要望に主催者はホッとしていた。
    なお、当日はこのツアーを主催したNPO戸田EMピープルネットの池上幸子理事長に「ふくしまFM」の取材もあり、充実した一日となった。

    ▲戸田市のEM関連団体から贈られたボカシ240kgを前に、農産物直売所「さくらベーシック」のメンバー

    ▲ふくしまFM今泉リポーターの取材に応えるNPO戸田EMピープルネットの池上幸子理事長(右側)


    EM活性液が酪農の脱臭で素晴らしい効果
    福島市松川町 NPO法人福島農業復興ネットワーク「ミネロファーム」
    大震災と原発事故により福島県の酪農は壊滅的な被害に遭った。そこで、酪農の復興を目指し設立されたのがNPO法人福島農業復興ネットワーク(通称:ファーネット)。原発の被災地から離れた福島市松川町に最初に作ったのが復興牧場の「ミネロファーム」だ。ここの場長である田中一正氏は飯館村で酪農を経営していて被災した。ミネロファームは田中氏のような飼育から経営までのノウハウを持つ人の雇用の創出と後継者の育成など福島県の酪農、しいては福島県の農業のビジネスモデルを目指している。
    2300㎡余りの牛舎に乳牛150頭が飼育され、日量3200kgの牛乳が生産されている。EMは脱臭目的での使用で、牛舎には定期的に500倍に薄められた活性液がミスト噴霧されていて、牧草や配合飼料のエサは活性液で混ぜられ与えられている。牛舎に入っても、臭いはほとんどしない。
    また、ミネロファームを案内いただいたNPO法人福島農業復興ネットワーク事務局長補佐の増子裕人氏は、「福島県の酪農の復興を応援してください」と賛助会員募集について話され、年会費3000円で200人に賛同いただければ特典のある認定NPOになれるのだと。

    ▲ミネロフォームで熱心に説明を聞く戸田市の福島県復興支援ツアーの皆さん

    ▲500倍に薄めたEM活性液をミスト噴霧し脱臭に効果を上げるミネロファーム牛舎


    EM栽培の野菜は放射性物質不検出、安心して食べられる
    須賀川町 EM石井農園
    EM石井農園(石井孝幸園主)のビニールハウスの床には藁が敷かれていて、その下にはEM処理された豚糞、ボカシ、ニームが混じった栽培土壌で美味しいキュウリが育つ。EM活性液は予防的に週2回の割で噴霧していて、たいていの病気や虫は防げるという。夏はキュウリ、冬はレタスの栽培が主だ。
    石井氏はEM農法の普及に熱心で、郡山市大槻町の「さくらベーシック」の仲間たちにEMでの野菜栽培の実地指導をしている。おかげで、ここで売られる農産物の多くが無農薬有機栽培ものに変わりつつある。また、住まい近くの白江小学校でプール清掃、河川浄化、EMでの野菜栽培など10年以上にわたって環境学習にも携わっている。10年以上継続している秘訣は、楽しいからだという。

    ▲EM石井農園で安心安全で美味しいEM栽培野菜を買う、ほぼ完売

    ▲EM農法についての質問に笑顔で答える石井孝幸氏(中央)


     

  • 2013/01/15 “未来”からの負託に応える行動を! - 環境フォーラム

    環境フォーラム「うつくしまEMパラダイス」開催
    「”未来”とは子供たちです。大人はすべてを費やしても放射能から子どもたちを守らなければならない。そのための行動を起こしてください。それも早急に。1日、いや1分、1秒でも早く。手をこまねいてじっとしている暇はないのです。このフォーラムが終わったらすぐにはじめてください」――NPO法人チェルノブイリへのかけはしの野呂美加代表の悲痛な声が会場内に響くと、つかの間の静寂の後、最初は静かに、やがて大きくなった拍手がしばらく続いた。それが鳴りやんだ時、会場内の雰囲気は明らかに一変した。

    放射能汚染とわたりあう意志を確認
    2012年10月8日、福島県二本松市市民会館で環境フォーラム「うつくしまEMパラダイス-世界の事例から学ぶ災害復興-」(主催:U-ネット、後援:二本松市・ふくしまFM)が開催された。当日は、福島県内外から900人が参加し、会場をほぼ埋め尽くした(フォーラムで発表された現場事例については、当日配布した「2012EM災害復興支援プロジェクト事例集」に記載。事務局に在庫あり)。
    福島第一原発事故より1年半以上が経過した。原発事故の記憶の風化が懸念されてもいる中で、県内外から大勢の参加者があったことは、放射能対策は全国的に、依然、切実かつ喫緊の課題であることを改めて浮き彫りにした。
    同フォーラムの意義は幾つもあるが、ひとつだけ簡単にあげるならば、放射能汚染と長期にわたりあう意志を福島県内外からの参加者がともに確認したことである。そのことをもっとも象徴的にあらわしていたのが、冒頭記した、パネルディスカッションでの野呂氏の発言と会場内の反応であった。EMによる除染は、誰のための、何のための活動なのか。なぜ実践するのか。誰が決断したのかー等々、「つかの間の静寂」は原点をひとりひとりが思い起こしていた時間だったに違いない。そして意欲を再燃させ、新たに決意した。その表明が「拍手」だったように思われる。
    参加者のひとりは次のように話してくれた。「EM散布による除染効果があらわれない状態が長引くと、周囲の目も気になって継続がつらくなってくる。けれど、今日は参加してよかった。知識や情報が得られただけでなく、意欲が湧いたのが一番大きい。成果が出るまでEM散布を続けようと思う」。

    情報収集と日常生活でのEM活用を
    福島第一原発事故は収束していないし、放射能汚染は福島だけにとどまる問題ではない。放射能はこの島国を囲む海洋にも放出された。学校給食の食材や回遊魚(広大な海域を泳ぎ回って暮らしている魚)から放射性物質が検出されたとのデータも出てきている。このような事実から私たちが取り組む「海の日EM一斉投入」は、より一層意義の大きい活動となるであろう。また、今回のフォーラム開催を起点にして、放射能から身を守るため日頃から放射能に関わる情報に目を配るとともに日常生活レベルでのEM活用を励行したい。



    パネルディスカッションのパネラーの皆様。左からNPO法人チェルノブイリへのかけはし代表・野呂美加氏、株式会社EM研究機構研究部長・奥本秀一氏、ベラルーシ共和国国立放射線生物学研究所所長・アレクサンドル・ナウモフ氏、通訳・イワン氏、ベラルーシ共和国国立放射線生物学研究所放射線生態学研究室室長・アレキサンダー・ニキティン氏
  • 2013/01/15 全国のEM仲間の善意と期待を実績に変え、復興を果たした福島の農家

    ~超高精度検査機が実証した放射性セシウム“不検出”~
    福島第一原発の地震と津波による多重事故は、東北地方を中心に多くの放射能汚染をもたらし、今尚、多くの県 民が故郷に帰ることが出来ない不自由な生活を余儀なくさせられている。災害より早 2 年が経過しようとしてい るこの時期、復興活動や現地の農家の実情を把握する為に、福島県の相双地方の川内村(福島第一原発より 20km 圏)、県中地方の田村市(同 40km 圏)、須賀川市(同 60km 圏)、県北地方の松川町(同 60km 圏)、の現地取材をレポートする。

    米の作付(ひとめぼれ)を決めた堀本農園
    川内村大字上川内

    現地の線量は 0.3μS/h と今年 6 月に比べ僅かながら減少傾向が見られたものの、まだまだ高い状況に変わり ない。しかし、今年 5 月に福島県が民間から提案された 3 つの資材について、土壌中の放射性セシウムの作物へ の“移行”を抑える効果を調べ、いずれも有効であるとした事、また、中でも「EM オーガアグリシステム標準た い肥(マクタアメニティ株式会社製)」が塩化カリウムに比べ 3 倍以上も上回る効果がある事、超高精度ゲルマニュ ーム半導体検査機による今年収穫した米(白米)の測定が、検査機の検出限界値(1Bq/kg)以下となっている事、等々 が 5ha の水田を擁する堀本農園(堀本雄一郎氏)の米作再開を後押ししたのも頷ける。元々、堀本氏は EM 活性液 を撒いて除染活動をして来た経緯もあり、今年からは更にゼオライト(200kg/反)、及び、塩化カリウム(10kg/ 反)、けい酸カリ(20kg/反)を加えて来年に向けた水田造りに取組んでいる。

     

    作付準備が進む水田


    大量培養装置で大規模除染活動と共に米造りに取組むコズモファーム
    田村市都路町

    日焼けした顔のコズモファームの今泉 智氏と米倉金喜氏は、精力的に除染活動を進める傍ら、このところ水田 造りに余念がない。既に土造りは終了している模様で、定期的に EM 活性液を散布していると言う。実は今泉氏の 住む都路町の東側は原発より 20km 圏内に位置している為、“耕作不可地域”に指定されている。従って今回の水 田は 20km 圏外にあるのは言うまでもないが、他地域と違ってセシウム対策用剤以外に化学肥料も追加しての土 造りを余儀なくさせられている。

    また、避難生活をしている多くの農家向けに、EM による除染や EM 効果をアドバイスしていて、近々比嘉照夫 教授を呼んでセミナーを開く構想もあると聞く。仮設住宅で避難生活をしている多くの方々が悩む”カビ”問題。 EM で解決できると考え行動するロジックに只々脱帽である。今泉氏の住居はログハウス風で、この地にぴったり だが、畑や山林同様に EM 活性液を万遍なく散布している為か、10 年以上も経過した今でも生きいきとした木の 香りや温もりを感じることができる。

     

    新規の水田前の今泉 智氏(左)と米倉金喜氏(右)


    売上減少に直面するレタスのハウス栽培農家の秘策
    須賀川市
    石井農園のビニールハウス内ではレタスが大量に栽培されている。レタスからのセシウム検査では“不検出”と なってはいるものの、震災以降は無人販売店でも 80%程度まで減少していると言う。しかし、各地から贈られた EM ボカシや、EM 発酵させた豚ぷんや植物資材のニームを使用しての土造りを絶えず心掛けた結果、顧客からは 「柔らかくて甘みがあるし、エグ味や苦味が無い」との好評を得ていて、来年以降もニーズに合わせた“地産地消 サイクル”を重視しながらハウス栽培を拡大する意向。夏はキュウリ、冬はレタスが主産品で、出荷に際しては写 真のような“EM ボカシ栽培”タグを貼って EM 農法をアピールすることも忘れない。  

    ビニールハウス内のレタスと石井孝幸氏


    白鳥が飛来する 23ha の広大な農地に夢が拡がる佐藤農園
    福島市松川町

    100 軒以上の農家さんが協賛する、まつかわ農産物直売所の“みさと産直ひろば・・ディスカバリー・・”を運営 する傍ら、自ら 18ha の水田を手掛ける佐藤氏は、来年に向けて大きな自信を覗かせる。それは顧客からの注文 が回復基調にあることに他ならない。今年は米を収穫しながら、JA の全袋検査で“合格”を得た事、また、(株)EM 研究機構(EMRO)が独自調査の一環で同米(白米)を(株)福島同位体研究所に依頼した調査でも 1Bq/kg 以下の“不検 出”となった事は、生産者はもとより顧客にも安心安全の福音でもあった。

    心配されたゼオライト散布による食味低下を、除染を兼ねて EM を年 4 回も散布して対応したり、全袋検査に 時間が掛かり、店頭販売が遅れるハプニングもあったが、何とか乗り切った事も自信に繋がる。佐藤氏は 2013 年は震災以前の売上高に戻せそう、と言うが目標はもっと高い所にあるのは言うまでもない。

    生産米はコシヒカリ、ミルキークイーン、松川きらり米、コガネモチの 4 種類。最近のニーズは冷めても適度 の湿気と粘りのあるミルキークイーンや松川きらり米に移っていることからも、生産量は柔軟に対応するようだ。

    また、元気村農産加工所大豆工房では、自前の大豆を使用した“元気村豆腐”の生産販売も手掛け、地域に密着 した地産地消の流通システムを稼働させて顧客に喜ばれている。

     

    多くの白鳥が飛来する広大な農地


     

  • 2012/07/01 福島県でEMの大量培養による、大規模除染活動が本格化

     〜皆で故郷の自然を取り戻そう! 県内各地でEM活用が拡大〜
    2011年3月11日に東日本を襲った大震災は、津波による甚大な被害と原発事故による放射能汚染問題が日本国内はもとより全世界に大きなショックを与えた。今回は放射能汚染問題にEM技術を活用して取り組む福島県内22箇所の拠点のうち主要な動きについて現地レポートでお届けする。(被災各地でのEM技術による初期の支援活動については、2011年7月号の特集号を参照)
    福島県田村市都路町古道(ふるみち)地区は福島第一原子力発電所から西に約20kmに位置し、豊かな自然が拡がり緑が眩しく感じる場所ながら、線量計は今でも1μSv/h以上を示す。4月1日に“警戒区域”が解除され、人の往来は可能になったものの、”警戒区域”解除以前よりEMによる除染活動を独自に進めるコスモファーム代表の今泉智氏と米倉金喜氏、他の活動を紹介する。




    EM堆肥上の放射線量激減にビックリ
    今泉氏は震災で降積った放射能を測定した結果、EM堆肥の上が他に比べ“極めて低い線量”であることに気付き、EMによる徹底した除染を進める決意を力強く言い切った。
    そこで、まずキノコ栽培場(坪井 満氏所有)約150?を無償で借受け、暖房装置の付いたEM培養棟に改修。更に運搬車や散布装置の導入等、個人でここまで出来るのかとびっくりする程の規模である。
    除染対象区域は32ヘクタールで東京ドームの約7倍の広さ。巾5m程の道(長さ1600m)の両脇(片脇100m)の除染活動が本格化したのは、今年5月になってからだが、明らかに効果が出始めている。トラックに3トンタンクを積載し、消防用ポンプから供給されるEM活性液の3倍希釈液は2基の専用散布ガンに送られ、約30分で散布が終了する。これを1日に5回繰り返す。

    山間地32ヘクタールに毎週30トンの活性液散布 田村市都路町
    田村市都路町バックヤードのEM培養棟にはEM1次培養タンク(1トンX2基)、EM2次培養タンク(1トンX30基)がありバックをしっかりと固めている。
    実際の散布作業に立会い、散布体験もさせていただいたが想像以上の迫力に戸惑いながら、無事に3トンを撒き切った。終わった後の空気がこれまでと「変わった」と気付くのに時間はかからなかった。壮大な計画は始まったばかりだ。
    別れしなに今泉氏は、「優しくキーンと張り詰めるような自然を取り戻すまで続ける」と穏やかな表情ながらも再び闘志を口にされた。その表情は決して忘れない。頑張って欲しい。

    高濃度汚染地・馬場地区の除染活動がスタート 南相馬市原町区馬場
    300世帯約1000人の住民が暮らす馬場地区には、“馬場ふれあい広場”と言う立派な集会所やグラウンドがあり、皆の憩いの場所であった。グラウンドの隣接地に放射線のモニタリングポストがあり、只ならぬ気配が漂う。線量は1μSv/hを超える。そんな中、馬場EM研究会の羽根田薫氏(馬場地区区長)が仲間10人とEMによる除染活動に立ち上がった。百倍利器1基で1次培養、1トンタンク4基で2次培養をする体制を構築し、軽トラックに300Lタンクを載せて散布する活動を今年3月末より続けている。羽根田氏は「継続散布で線量低下実績を作り、地区全体へのEM散布による線量低下を図りたい」と語る。  

     

    園児を守る地道な除染活動が進む郡山市のエムポリアム学園 福島県郡山市

    郡山市堤下町にある学校法人エムポリアム学園の平栗光弘園長は、EM活性液を週に一度園庭に散布するようにしている、と話す。EMとの出会いは、園長はじめ関係者らが、放射能汚染から子供たちを守るために自分たちでもできる対策を模索していた折、NPO法人EM・エコ郡山の武藤信義さんと知り合ったのがきっかけであった。昨年6月に同NPO法人の協力を得ながら、放射能低減化試験を開始。約半年間の実験期間を経て効果を確認できたことから、協力会社で大型(1トン)のEM活性液培養装置を設置し、学園関係者や一般の利用者へも供給が可能となった。これにより、各家庭でも生活環境の改善や放射能対策に活用してもらえる体制を構築するに至った。

       

     

    来年に向けて水田造り計画を進める堀本農場 福島県川内村
    稲作農家である堀本農場(約5ヘクタール)は、震災前よりEMを使用した水稲栽培をして来たが、今年も昨年に引続き作付は見送った。今は毎週の除染活動が主体だが、EMを使った野菜のハウス栽培も行っている。顧客からは「コメが甘くて美味しい」との評価を得ていた為、作付を始めるには“甘さ”確保に自信が付いてからと話す。しかし、高価な機械設備も出番が無く、倉庫に眠ったままになっている現状は複雑だ。水稲栽培再開は喫緊の課題だが、比嘉教授の指導を受け再開に向けての気持ちを新たにしたい、と言っている。(堀本氏談)    

  • 2012/01/15 東日本大震災復興支援

     ~EM供給体制の整備が進む~
    全国各地のEMボランティアの皆様から支援金、EM活性液やEMボカシなどをいただいた結果、被災三県では地震と津波の被害に対してEMで緊急対応策を取ることができた。また、EM培養拠点の整備もされ、塩害や放射能対策のため長期にわたりEM活性液の現地供給が可能になった。(注:ここで紹介する活動は、EM復興支援プロジェクトチーム(PT)が直接に関わったものだけで、EMボランティア活動の全てではありません。)

    比嘉教授の講演会で放射能汚染に対するEM効果が報告され、EMで取り組もうという人が増えた。新たに14ヶ所にEM培養拠点が設置され、百倍利器13基、1トンタンク18基、動力噴霧機3台などをPTから無償で貸与した。
    三重県からは小川敦司、山路誠二、小野薫の3氏がいわき市へ、山形県からは大沼孝己世話人のグループが南相馬市へEM資材を持参し励ました。
     EM活性液を配布し毎日の生活の中で各自の身の回りから汚染軽減を進めようとする一方で、宮城県境に近い松坂峠から多量のEM散布をしようという努力が、千葉県の岩井和廣世話人と㈱寺田本家(EM米で酒造り)の呼びかけに宮城県の鈴木徹さん等が応えて始まった。
    また、マクタアメニティ(株)(代表:幕田武広)では、EM栽培すれば汚染地で採れた作物でも、放射線量が「測定不能」まで低減することを実証し、関心を集めている。しかし、現地の有機物を畑に入れることが禁止されているため、引き続き今後も県外からのEMボカシの提供が期待されている。
  • 2011/09/01 放射能の恐怖を乗り越えた震災復興への動き

    〜茨城、三重、山形など各地からEM応援隊が続々と現地入り〜
     被災地福島県では、次々と明るみに出る食品の放射能汚染問題や放射能による健康不安のため復興への足取りは他の被災地に比べ遅いが、EMによる現地支援活動は着々と進められている。現地支援活動の動きをリポートする。

    津波による流失設備の復活
    いわき市四倉町は、EMによる河川浄化の先進地として有名であったが、今回の震災と津波によりEM培養タンクやポンプなどの設備を流失。5月にU−ネットのEM災害復興支援プロジェクトとしてEM培養設備の復活を実現している(U−ネット通信7月号参照)

    破損排水溝へのEM活性液投入
    いわき市金山町では、地震により破損した汚水パイプや住宅地の排水溝の悪臭解消のため、現地のボランティア団体からの要請により、5月中旬に茨城県取手市のNPO緑の会(恒川芳克、福留一徳氏)が1トンタンクでEM活性液を急遽搬入し、住宅地10箇所に散布している。

    三重県のEMボランティア隊の現地入り
    三重県のわくわく三重グループ(小川敦司、山路誠二、小野薫氏)は、震災地支援のため三重県の児童たちとつくったEM団子1万個、EM活性液5百リットル、EMボカシ3百キログラムなどを持参し、7月中旬にいわき市、郡山市などの被災地各所を廻り、現地から要望の出ていたキャンプ地や河川などへの投入作業を実施した。

     

    わくわく三重とNPOいわきの森に親しむ会の皆さん。

    後列左から小野、山路、小川さんと、一人おいて華山芳朗、U-ネット世話人

     

    悪臭が酷い排水溝へのEM団子と活性液の投入。

    地元幼稚園児たちと


    山形県からもEMボランティア隊
    山形県からは、五十嵐諒U-ネット世話人(環境U−ネットやまがた代表)グループが宮城県石巻市を中心とした現地支援活動を、大沼孝己世話人グループが宮城県名取市及び福島県南相馬市での支援活動を、それぞれ活発に展開している。(五十嵐世話人グループの活動についてはU−ネットのホームページに詳しく紹介中)。
    8月初旬には、大沼世話人グループ(大沼、安孫子雄一、伊藤孝憲氏)が武藤麻央U-ネット世話人からの要請を受け、悪臭対策のため南相馬市萱浜地区に、EM活性液1トン、EMボカシ1,800リットル、動力噴霧器2基を持参し、家屋や瓦礫の残る空き地や田畑に散布している。萱浜行政区長(西川原水利組合長)八津尾初夫氏も現場に駆けつけ、瓦礫が残り雑草に覆われた同氏所有の水田にも活性液とボカシを投入。現地の要請があれば今後も継続して支援していきたい(大沼氏談)という。

     

    現場でのEM活性液散布。

    魚船など瓦礫が残り雑草が茂っている

     

    現地のみなさんと。

    後列左から伊藤、武藤、大沼、安孫子氏 

     

    福島版EMジャブジャブ作戦

    U-ネットでは、現地からの要請に基づきEM培養設備(百倍利器、1トンタンクなど)を、福島県内の各地に順次配備する。これはEMを活用した震災復興の支援活動を、長期かつ着実に進めるためのもので、購入資金には、国の内外から寄せられている支援金を有効に活用する。8月末現在までに郡山市、南相馬市、いわき市、田村市、伊達市、大玉村の6箇所に配備されている。


     

  • 2011/07/15 被災地で大活躍 EM技術とボランティア

    避難所や被災地の悪臭・衛生対策、農地の塩害・ヘドロ対策など幅広く
    2011年3月11日に東日本各地を襲った巨大地震と津波。千年に一度と言われる非常事態の中、善循環の輪で結ばれた全国のEMボランティア仲間が直ちに被災地支援の行動を起こし、三ヶ月が過ぎた現在も支援の輪を日々拡大している。福島、宮城、岩手の被災各地の現場から、支援活動の一端をお届けする。

    福島第一原発地からの避難者1500人の生活拠点ビッグパレット福島(昨年の善循環の輪・福島の集い会場)には、原発中心地の富岡町、川内村からの避難者が長期滞在している。また、同町村の災害対策本部(役場機能)も設置されている。

    「放射能汚染はEMで改善を」と熱く語る武藤信義U-ネット福島県世話人

    埼玉の戸田EMピープルネットから郡山市に届けられた活性液2トン