宮城県
-
2013/07/01 ベテランと若手の交流によりEM活動の活性化と拡大進む宮城
今年8月31日、待望の「善循環の輪 みやぎの集い」が仙台市で開催される。2011年4月に予定されながら、大震災で中止せざるをえなかっただけに、今回の開催には並々ならぬ意欲がみなぎっている。宮城県世話人の鈴木徹さんの案内で訪ねた。同県では、大震災以後、環境や健康、食に対する不安等から、特に女性を中心にEMに高い関心を持つ人々が増え、「勉強会」が相次いで発足している。そしてEM活動歴の長いベテランと新しいEM活用者とが積極的に交流しながら、EM活動の活性化やレベルアップ、拡大が図られつつある。宮城県の新しい動きとともに、野生動物保護活動におけるEM活用の現場を紹介する。
農園で“最先端”の安全・安心な野菜づくり
仙台市 NPO自然食農みやぎ-岩切ワクワク農園楽しく作業する女性達
NPO自然食農みやぎ(鈴木徹代表)は、現在、環境や健康に関心の高い市民・消費者を巻き込む活動を展開している。そのひとつが、岩切ワクワク農園と名付けた約600坪の貸農園の運営だ。訪ねると、4人の女性が作業に精をだしていた。野菜栽培は初心者という女性たちだが、鈴木徹氏の指導のもと、雑草に活性液を入れて発酵させた青草発酵液を用いて不耕起栽培を行っている。また土壌中の化学成分の吸着と保水のため麦を植えている他、畑の周りに活性液入りペットボトルを巡らし害虫を寄せ付けない工夫も施すなど、“最先端”のEM栽培技術が導入されている。なお、今後はEM水稲栽培や地元料理店へのEM栽培農産物提供など、市民・消費者を意識した目に見えるEM活動に意欲を見せている。 EM農産物の手料理を楽しみながら勉強会を開催仙台市
小さな森(自然食を楽しむ会)料理はすべてEM農産物を使用
「小さな森」は、月1~2回、各家庭菜園で採れたEM農産物を持ち寄り、手料理の食事を楽しみながら、EMに関する勉強を行っている。震災直後、押し寄せる不安感にたまりかねた代表の千葉久美子さんがEM農産物を素材にした食事会を催したところ、元気が湧いたことから発足した。以来、メンバーは次々に増え現在13名。昨年は比嘉照夫教授をマンションに招いて食事会を開催したほか、今年は伊藤玲子さん(後述)からEM石けんづくりを教わるなど、活動に拍車がかかっている。「仙台におけるEM普及活動の拠点のひとつ」(鈴木徹さん)である。 子供を持つ女性たちが放射能対策の勉強会を主催富
谷町 おむすびの会あらゆる場所が勉強会の場
放射能を心配した、富谷町の子供を持つ女性4人が、2011年、放射能対策の勉強会として結成した。結成初年度に「NPOチェルノブイリのかけはし」代表の野呂美加氏を招いて勉強会を開催したところ、県内外から400名以上が参加した。その際に野呂氏からEMを奨められ、以来、EM生活を実践する一方、自宅周辺の線量を計測しながらEM散布を継続するなど、勉強会の枠を大きく超えた実力派団体に成長した。共同代表の増田恵美子さん、伊藤希代さん、鈴木郁子さんは、「勉強会を通して、知ることの大切さと、知ってなおかつ一歩踏み出す勇気を学んだ」と口を揃える。 活動歴20年、EM活動を牽引
柴田町 自然となかよしの会伊藤玲子氏(右から2番目前)とメンバー、鈴木徹世話人(奥)
自然となかよしの会(伊藤玲子代表)は、活動歴20年になる、県内EM活動の牽引車ともいえる団体だ。現在は、9人のメンバーで、ボカシづくり、小学校の4カ所のプール浄化、河川浄化、町の環境イベントでのEM石けんなどの販売を行っている。震災後は、新たに加わったEM仲間の活動レベルアップを支援するなど、次代を担うEM活動の後継者育成の役割を担っている。代表の伊藤さんは「病気をきっかけにEMと出会い、とにかくEMを知りたくて、勉強会を開いた」と同会発足のきっかけを話してくれた。新しい仲間へのやさしいまなざしは自身の活動の原点から来ているのかもしれない。 ベテランと若手が集いの開催に向け一丸となって邁進
U-ネットみやぎ 「善循環の輪みやぎの集い」実行委員会実行委員会(鈴木徹代表)には、伊藤玲子さんはじめ活動歴の長いベテランとともに、前述した「おむすびの会」、泉区寺岡の「EMタイムズ」といった震災後の新しい団体も出席し活発な意見交換が行われた。ここでは、「集い」の開催という共通の目標に向け、ベテランと若手が協働する場となっており、宮城県のEM活動の活性化を肌で感じた。「今回は意気込みが違う」と鈴木代表。集い当日は、U-ネットみやぎ主催の「天のしずく」上映会も行われる予定だ。 野生動物保護活動にEMを活用
仙台市 武田修氏カモシカの世話をする武田修氏
武田氏は、非常勤の県職員である自然保護委員として、獣医師とともに野生動物の保護活動を行っている。
EMとの出会いは2009年、近所の主婦に勧められたのがきっかけだ。野生動物に消毒薬を一切使わない武田さんは、衛生改善と消臭対策を兼ねて、早速、飼育動物の囲いの中に米のとぎ汁発酵液を散布したところ、臭いが消えたばかりでなく、病気が蔓延しないことに気がついた。以来、EMを毎日散布している。ちなみに、発酵液に使う水は湧水を使用している。
「カモシカは薬品に非常に弱い動物です。観察していると、土を食べることがある。体内の菌の状態を把握していて、不足を感じると土から摂取しているのでしょう。自ら病気を予防し治すすべを知っているのです」(武田さん)。
-
2012/01/15 東日本大震災復興支援
~EM供給体制の整備が進む~
全国各地のEMボランティアの皆様から支援金、EM活性液やEMボカシなどをいただいた結果、被災三県では地震と津波の被害に対してEMで緊急対応策を取ることができた。また、EM培養拠点の整備もされ、塩害や放射能対策のため長期にわたりEM活性液の現地供給が可能になった。(注:ここで紹介する活動は、EM復興支援プロジェクトチーム(PT)が直接に関わったものだけで、EMボランティア活動の全てではありません。)
小林世話人のグループ、SPCの平野勝洋さん(U-net通信7月号)、三陸EM研究会の足利英紀さん(U-net通信11月号)を中心に8ヶ所のEM培養拠点に、百倍利器2基、動力噴霧機1台、1トンタンク29基などをPTから無償で貸与した。津波被害が大きかった沿岸地域と仙台平野の衛生管理と塩害対策が中心となった。石巻市へは、山形県からNPO環境U-ネットやまがたや大沼世話人グループが数回出張しEM散布やEM講習会を行った。また、気仙沼市では市全体の環境改善に努めた足利さんを支援してNPO新潟グリーンネットもEM散布に協力した。塩害対策の実証モデルとしてPTは、井戸を掘削し灌漑用の大型ポンプと発電機をリースし、平成3年から米のEM栽培をしている鈴木有機農園(U-net通信11月号)を支援した。ほぼ平年並みの収量を得て、津波の被害を受けた農地の回復に3年を要するとした農林水産省の見込みを覆し、農家に大きな希望をもたらした。
-
2011/11/01 EMで津波のヘドロを土の栄養分に
東日本大震災による塩害対策で有効性を実証
塩害を受けた田は3 ~ 5年は稲作が無理と言われ、水路も用排水設備も壊れ呆然とする中、長年のEMによる有機農 法で名をはせる鈴木有機農園(鈴木英俊代表)の圃場も、塩水とヘドロに覆われ、ガレキも散乱してしまった。さらに、こ の田の水を排水するポンプ場も被災し、一時は今年の稲作をあきらめかけた。しかし、鈴木代表の「生産意欲の継続が一 番大事」との強い信念と、代表に賛同する多くの協力者により地区でたった1軒、約180アールの稲作を見事に成し遂げ た。東日本大震災というピンチをチャンスに変えた特筆すべき塩害対策の実証例をご紹介する。
経費が安く時間も節減 “汚染源を栄養源に”画期的な塩害対策
鈴木有機農園は仙台市宮城野区にあり、仙台湾から約3kmし か離れていないので、東日本大震災の地震と津波両方の被害 に遭ってしまった。大震災後すぐに立ち上げた「NPO地球環境 共生ネットワークEM災害復興支援プロジェクト」に、鈴木徹氏(NPO自然農食みやぎ理事長)とUネット宮城県世話人小林康雄 氏経由で、仙台市の鈴木有機農園の鈴木代表から「塩害にさら されヘドロに覆われた田んぼでどうにか稲作を継続したい」と の要請があった。しかも、ヘドロを田から取り除かず、そのまま EMで微生物分解し土の栄養分に変える〝汚染源を栄養源に〞の 農法である。大多数の地域で実践しているのは、ヘドロをユン ボ等重機で農地から栄養分が詰まった表土ともども取り除く という膨大な予算と労力が必要な塩害対策だが、鈴木有機農園 の方法は経費がはるかに安く時間もかからない有効で画期的 な塩害対策である。また、冬季溜水による雑草対策の効果も引 き続き確認する予定。
お客さんがいるから、どんなことがあっても稲作を継続
鈴木有機農園の画期的な塩害対策は、Uネットの支援プロ ジェクトへの採用がすぐに決まった。稲作に不可欠な水の供給 用井戸の経費は全国各地からの支援金を充て、ヘドロを栄養 分に変える大量のボカシと活性液は全国各地のUネットメン バーが供給した。鈴木代表は実践に基づく高度な技術を持ち、 人柄が良く研究熱心な性格もありファンが多い。また、生産す る米や野菜が安心安全で美味しいのでお客の信頼度も高いこ とから、お客の多くがガレキ撤去等作業を申し出た。さらに、有 名な「てんつくマン」の呼びかけもあり、関西地方など遠方から も多数駆けつけた。鈴木代表はお客さんのためにも協力者のた めにも、どんなことがあっても稲作を継続しなければならない と思ったそうだ。9月下旬に稲の収穫も終わり心配された収量や食味も例年と 変わりなかったので、自信を深めた鈴木代表は「懸案だった法 人化も実現したい」と来年への抱負を語った。 -
2011/08/08 気仙沼まるごとEM浄化大作戦要項
気仙沼まるごとEM浄化大作戦
仮設トイレ、フカヒレ工場、民家や事業所にEMを散布してきた効果が広く認められた気仙沼では、「気仙沼まるごとEM浄化大作戦」と銘打って、EM百万t浄化大作戦実行委員会が気仙沼市役所の協力を得て、EM散布を一斉に行う。ガレキの撤去も50%以上終わったので、ハエなどヘドロからの有害生物の繁殖を抑制し衛生状態の向上は言うまでもなく、環境改善促進のためにEM散布を8月23日~9月29日の6週間にわたり週に3日(火曜日、水曜日、木曜日)行う。さらに、10月25日には、愛耕幼稚園児の15年目になるEMダンゴ投入による神山川浄化活動と合わせて、「百万tイベント」も開催する予定です。
-
2011/07/16 被災地・石巻でのEM講習会/環境U-ネット山形
週刊「置賜」/石巻市
被災地・石巻でのEM講習会
-
2011/07/15 ミニダム作戦、バケツクリーン大作戦等多彩な行動
気仙沼市の三陸EM研究会が学校や住民と協働した復興活動を展開中
三陸EM研究会(気仙沼市、足利英紀代表)は、津波で自宅・事務所・店舗の一切を失い4日間放心状態にあったが、この緊急事態こそEMの力を発揮する時(同氏談)と、仲間たちへの弔意を胸に地域の復興活動に精力的に取組んでいる。同氏の行動は、EMを中心に据え、遠大かつ着実なものなっている。因みに、行動の流れと対象は次の通り6段階に整理され、EMバケツクリーン大作戦(ステップ2)、学校プールをダムとしたEMミニダム作戦(ステップ4、6)等を企画し、住民、行政、教育委員会・学校・児童、ボランティアの参加を得て果敢に行動している。こした活動を更に強化するため、U-ネットのEM災害復興支援プロジェクトからEM資材や動力噴霧器を提供している。
<EM活用による対策事例>(足利代表提供)
*ステップ1: 避難所、安置所での悪臭・衛生対策。3月中にEM活性液、醗酵液、EMボカシなど投入済み。
*ステップ2: 民家のトイレ、ヘドロ、布団、カビ対策。4~5月中に実施済み。 *ステップ3: 事業所、道路側溝の悪臭対策、果樹塩害対策。4~6月に実施中。 *ステップ4: 学校校舎、仮設住宅のシックハウス対策。6月以降に実施中。 *ステップ5: 海水汚染の農地対策。5~7月に実施中 *ステップ6: 河川、海の浄化対策。5~7月に実施中 (現地活動の詳細写真はU-ネットホームページ参照)
活性液の培養所。作戦行動日が表示されている
写真で見る宮城県内EM震災復興活動 石巻市地区
EMエコクラブみやぎ(及川良一事務局長)では、学校プール(10校)へのEM活性液投入、住宅地の洗浄、避難センターへのEM活用を地道に展開中。悪臭対策に効果があると、地域住民から好評を得ている(同氏談)。
いしのまき環境ネット(齋藤良樹環境部会長)では、環境U-ネットやまがた(五十嵐諒理事長)の応援を得て、EM活性液を動力噴霧器で民家や学校の校庭に散布するなど、悪臭・ヘドロ対策を次々と実施。実施した地域の区長から五十嵐理事長あての感謝状が届けられている。(作業状況の詳細はU-ネットホームページ参照
EM災害復興支援プロジェクトから提供されている動力噴霧器
仙台市宮城野地区の塩害・ヘドロ対策
鈴木有機農園(鈴木英俊代表)では、EM栽培中の水田5ヘクタールが津波で冠水。給水・排水設備が復旧していないため自前の井戸を掘り、1.5ヘクタールの水田にEM活性液とボカシを投入して塩害ヘドロ対策を進めている。公的データを採取中であり、EM対策の効果が期待されている。 本対策にも全国のEM仲間から寄せられている活性液とボカシが活用されている。塩害・ヘドロ対策実施中の水田。鈴木さん(左)とU-ネット小林世話人
乾燥前は約8~10センチが堆積していた乾燥状態のヘドロの堆積状況。乾燥前は約8~10センチが堆積していた
七ヶ浜町地区のEM海苔養殖場
風光明媚な七ヶ浜町松が浜でEM活用による養殖海苔で全国的に知られている星博・陽子夫妻は、津波による被害が甚大で、港、船、養殖場、水田、車両など一切合財が流失。一時呆然としていたが、残材の集積と補修作業を続けながらEMによる海苔養殖と水田の復活を目指している。ここでも全国から寄せられているEM支援物資が役立っている。流失した浜で呆然と立ち尽くす星夫妻
残材を集めて作っている養殖いかだ
名取市地区の花卉農園
広大な農地と花卉農園が広がるこの地域は、海岸から押し寄せた津波で瓦礫とヘドロに覆われ、田園風景が一変している。ここでも、全国から寄せられたEM資材による土壌復活が進められている。比較的軽微な被害で収まった花卉園芸ハウス
甚大なヘドロ・塩害(EC測定値12)を蒙った花卉ハウス
-
2011/07/15 SPC地球環境部が支えるEM災害復興支援の大きな拠点
SPC地球環境部が支えるEM災害復興支援の大きな拠点
-栗原市-
Uネット運営委員の高橋比奈子さん、岩手県世話人の鎌田真行さん、Uネット岩手の外山一則さんの案内で主に岩手県の宮古市、山田町、遠野市、大船渡市、陸前高田市、一関市の被災箇所を取材した。被災後2か月以上経過した時期なので、3月11日直後とは違う状況だが、被災の生々しさは大いに伝わってきたので、その現況と災害復興支援の状況を報告する。(被災地写真の詳細はUネットホームページに掲載)栗原市に集結したSPC地球環境部震度が7だったという栗原市は、内陸のため津波の被害はなく、一見するとのどかな田植え前の田園風景が広がる。しかし、海岸沿いの状況を知り、栗原市在住のSPC東北地区統括の平野勝洋さんは、自社の美容師研修所の庭に、5トンタンクローリー車1台、10トンおよび5トンタンクを各2基、1トンタンク6基、ステンレス製糖蜜5トンタンク、百倍利器1基、農業用ビニールハウス1棟、コンテナ1基を具えて動き出した。宮城県下から要請があれば、ローリー車でEM活性液を搬送したり散布したりと忙しい。訪問した日(5月16-17日)には、SPC地球環境部13地区の代表約20名が平野さんの研修所に集結し、2011年度の活動計画の中でのEM活動を更に強化し、災害復興支援を継続することを決めた。タンクローリー車からEM散布タンクローリー車からEM散布第1回目の現地復興支援は、研修所卒業生で気仙沼市で理美容室を経営していた沼倉安男さんの要請で、気仙沼市神山川岸200メートル(港から約1Km地点)にEM散布し臭気抑制を目指した。川岸の土手を乗り越えた津波は道路までガレキで埋めた。今でも川原や水の中に、残骸が残っており臭気が出ている。初めてで状況が分からず、用意したバケツやジョウロ、小型噴霧器では太刀打ちできず、結局5トンタンクローリー車から放水。しかし、200メートルの25%くらいしかカバーできなかった。平野さんは、5人で2時間かかるが、タンクローリー車でこれから定期的に来てEM散布する予定と語る。沼倉さんの紹介で気仙沼市の加藤慶太副市長にも会い、EMでの支援を約束した。左からU-net石川県世話人でもある泉崎さんとSPC地球環境部の皆さん
タンクローリー車からEM散布
EMプール清掃でインフルエンザ抑制期待
平野さんのEM歴は8年に及び、白鳥の飛来で知られる伊豆沼の浄化、源氏蛍の北限地である沢辺で蛍を呼び戻し、プールの清掃、EM米の生産を勧め、美容と健康と環境改善に努める。2009年冬のインフルエンザ流行時のこの地域のデータによると、プール清掃にEMを使った学校では学級閉鎖はたったの2日間であった(EM不使用の学校は4日間)。EM水田が広がれば、そこから立ち上がる水蒸気で空気も良くなり健康促進につながるだろうと笑いながら語る
コンテナを開けてボカシを見せる平野さん
SPC地球環境部の2011年度EM活動計画
- 13地区にある培養器を活用し、美容室での洗濯や清掃にEMを使用し、学校のプール清掃でのEM活用も推進する。
- 毎月、全国の美容室中心に1万人参加のゴミゼロ活動をする時にもEMを使う。
- 災害復興支援でEM散布ボランティアを続ける。
- 紙芝居を使いEM普及に努める。
-
2011/07/09 EM菌で被災地浄化/河北新報/石巻市
-
2011/07/03 いま頑張らないと[悪臭のもと浄化作戦] /三陸新聞/気仙沼
三陸新聞/気仙沼
いま頑張らないと ー 悪臭のもと浄化作戦 ー
-
2011/06/18 百二十軒の床下悪臭にEM散布/週刊置賜/米沢
週刊「置賜」/米沢
百二十件の床下悪臭にEM散布
-
2011/06/15 足利さんの活動記録
足利英紀さん(三陸EM研究会 代表)の災害復興活動記録集
足利さんは災害で自宅、事務所の一切を消失したが、夢枕に比嘉照夫教授が現れ、これを契機にいち早く震災からの復興活動に着手し、現在も精力的に活動を続けている。この活動の一端を、同氏の日誌からの抜粋と提供いただいた写真でご紹介する。
6月
6月3日 天候不順につき、6月3日に学校プールから放流 6月10日 「川や海の浄化大作戦」。ペットボトル420本、EM活性液1トン、EMボカシ100Kgを愛好幼稚園園児、保護者、ボランティア応援で神山川に投入 6月3日撮影:ミニダム大作戦
(学校プールをEM活性液のダムにした側溝、河川の浄化)
6月10日撮影:神山川をEMで浄化
(児童たちと地元河川の浄化)
-
2011/06/02 EM散布で悪臭が緩和/三陸新聞/気仙沼
-
2011/05/30 EMボランティア活動でヘドロの悪臭対策/エコクラブみやぎ
EMボランティア活動でヘドロの悪臭対策
津波で汚泥(ヘドロ)に浸かった建物は、洗い流したあとでも、残った泥から悪臭を発生します。宮城県石巻市の「EMエコクラブみやぎ」(会長:岡本眞伍、会員14名)では、大崎EM支援センターと一緒に、動力噴霧機を使って学校、幼稚園、一般住宅などをEM活性液で散布し、学校の先生や市民の方々から「臭いがなくなってよかった」と感謝されています。これから夏場に向かって悪臭対策の要望が多くなるため、当団体では、会員有志の寄付により小型動力噴霧機を購入し対応することにしました。
石巻市立貞山小学校EM活性液散布(H23・4・20)
石巻市立石巻小学校EM活性液散布(H23・4・27)
石巻市立住吉幼稚園EM活性液散布(H23・5・12)
一般住宅へEM活性液散布(H23・4・21)
当会で購入した小型動力噴霧機(H23・5・15)
-
2011/05/25 鈴木農園の写真
鈴木有機農園/仙台市宮城野区
鈴木有機農園(仙台市宮城野区)で塩害対策にEM施用開始
-
2011/05/25 足利さんの活動記録
足利英紀さん(三陸EM研究会 代表)の災害復興活動記録集
フカヒレ工場で行ったEM散布が効果を上げ、「悪臭対策にはEMが効く」と評判になる。口コミでEM活用が市内に広がっていった。
5月
5月1日 大島地区の住民から電話。「自宅の悪臭で困っています。EMは効きますか?欲しいのですが、どうしたら手に入れられますか?」遠隔地にEMを広げるために、個々人でEM散布を促す。EMの培養基地(足利自宅)でEM活性液を無償提供し、各自が散布する。その際には、噴霧器も貸与する。この方法は今でも続いていて、底辺からの盛り上がりを感じている。 5月2日 市内2小学校で、4月末に5年生の児童らが仕込んだ米のとぎ汁EM発酵液をプールに投入。6月1日に「ミニダム作戦」と称して1校35トン、計350トンの一斉放流を行う予定。 5月6日 陸前高田市で、塩害を被っているブドウ園とリンゴ園でEM散布。福祉作業所「あすなろホーム」からの紹介。EE活性液散布。 5月10日 鹿折地区でEM散布。鹿折小学校の校庭、校長室に散布。特に校長室にあった重要書類の汚れ落としにEM散布。2日後に校長先生から喜びのお礼があった。 5月17日 愛好幼稚園でみそ作り(5年目) 5月18日 気仙沼地区罹災小学校4校、EM活性液引き取り。他に4校。 5月20日 愛好幼稚園で1斗缶米づくりの田植え(15年目)。 5月21日 波路上内田地区で一斉散布。約60人参加。地元自治会や近所の人達26人。他は市災害ボランティアセンターの紹介で参加した市街からのボランティア。殆どが若者らで21-2日の2日間で行う予定だった一斉散布は1日で予定量を完了した。 5月23日 波路上内田の一斉散布地区を再訪すると、前日の雨にも関わらずニオイは確実に減少。田んぼに囲まれ悪臭に悩まされていた佐藤さんの奥さんは、「翌日はニオイが激減していて本当にうれしかった。EMは効きますね」と大喜び。
津波の被害が無かった隣接する田んぼで田植えをしていた人達も「ニオイが少なくなって大助かりです。もっと播いて欲しい」と口をそろえて激賛。
「田んぼにEMを播くとより効果的で、米も美味しくなるよ」と上の田んぼからEMを流すことを説く。
5月21日撮影:EMアグリフィシクリーン浄化作戦
(複合悪臭の除去)
5月27日撮影:掛け軸・骨董品のEMによる復活
-
2011/04/30 足利さんの活動記録
足利英紀さん(三陸EM研究会 代表)の災害復興活動記録集
3月
3月11日 東日本大震災発生 3月16日 平成5年に開催された「比嘉節子さんを囲む会」の冊子3部発見 3月17-8日 仁王立ちした比嘉教授が夢に現れ、ギョロッと見つめられたことで落ち込んでいた心が「今こそ、EMで地域に恩返しだ」と奮い立った。 3月24日 EM生活の小畑香代子さんから第1弾の救援物資EM活性液50Lが届く。仮設トイレにEM活性液、EMボカシを散布。 3月25日 EM生活が「全面協力」と声明 3月26日 靴下を活用しコメのとぎ汁EM発酵液づくり開始。連日、午前3時に起床しコメのとぎ汁EM発酵液づくり。 3月28日 避難所(92ヶ所)EM散布。活性液で培養した米のとぎ汁EM発酵液づくり。唯一の財産でトラックに積んであった米ぬか150Kgを活用。後日、EM生活よりストッキングが届く。 3月29日 一関市 今野さんより活性液提供。 3月30日 魚等の広大な面積の悪臭対策に動力噴霧器を用意。 3月31日 EMROの新谷さん 菅原茂市長に会見、EM活用を提案。 4月
4月2日 教育委員会の管轄下にあった遺体安置所の臭気対策を面識のある教委担当者から書面にて要請。民生部環境課から各避難所にEM散布要請。 4月7日 避難所から空き家移住の方々にトイレ、部屋の悪臭対策 4月8日 百倍利器届く 4月12日 田中地区の民家の悪臭対策でEM散布。安倍宅を問う地区のモデルケースとする。 4月16日 フカヒレ加工場でEM散布。EM生活参加。 4月21日 岩手県一関商工会議所川崎支部婦人部は発酵液づくりで支援してくれる。 4月27-28日 田中商店街からの要請で商店街をEM一斉散布。モデルケースの効果が功を奏した。Uネット新潟からボランティア参加。 4月16日撮影:浸水住宅にEM活性液を散水
(悪臭解消に抜群の効果)
4月16日撮影:フカヒレ工場をEM活性液で浄化
-
2011/04/27 東日本大震災ボランティアに参加して/新潟グリーンネット
東日本大震災ボランティアに参加して
平成23年4月27日(往復含めて3日間)に宮城県気仙沼市でボランティア。ようやく幹線道路上の瓦礫や材木などが取り除かれてはいるものの、いたる所で交通止めに伴う迂回のため渋滞。私たち3人は「バケツクリーン・大作戦」と銘打って一町内をEM活性液による臭気軽減を目指した作業に参加しました。
気仙沼港の一角にある世界のフカヒレ工場の復旧に向けて懸命な作業が行われていた
川べりの桜も悲しそうな表情で満開になっていました
港に打ち上げられた漁船群
バケツクリーン・大作戦
1.気仙沼港の一角にある世界のフカヒレ工場の復旧に向けて懸命な作業が行われていた
2.動力噴霧器班は先行して町の道路と側溝に EMを散布
3.バケツクリーン班はバケツを持っていざ出陣前に三陸EM研究会の方々と
4.活性液を積んだトラックのあとについていきバケツに注ぎ
5.バケツに入れた活性液を側溝に注ぐ
効果
作業終了後に再度効果を確かめるため、町内を一巡した所かなり悪臭が軽減されていて、EMの効果が絶大であることを実感しました。
今回は今後、様々な場面で活用できるモデル的な取組を体験しました。
(報告者 永井 紘)
-
2011/04/14 学校プールにEM投入/エコクラブみやぎ
学校プールにEM投入
宮城県石巻市の「EMエコクラブみやぎ」(会長:岡本眞伍、会員14名)では、東日本大震災の影響で多くの会員が被災し、学校における米のとぎ汁EM発酵液作りが困難となりました。しかい、栗原市の地球環境保全ネットワーク代表の平野勝洋氏の支援により、平成23年4月14日に小中学校10校(石巻市7校=石巻小、向陽小、蛇田小、広渕小、貞山小、橋浦小、蛇田中、東松島市3校=赤井南小、矢本東小、矢本西小)にEM活性液を100リットル/校を投入しました。安全で楽にプール清掃ができると感謝されました。また、避難所となっている学校では、プールの水でトイレ清掃やお湯を沸かして身体を拭いたり髪を洗ったりと大活躍。
広渕小学校にEM活性液を投入(H23・4・14)
蛇田小学校にEM活性液を投入(H23・4・14)
赤井南小学校にEM活性液を投入(H23・4・14)